5代目オデッセイが不人気というのは本当？理由や中古価値も解説

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ホンダオデッセイの5代目モデルが不人気。という噂を聞いて調べている人の多くは、「なぜ評価が伸びなかったのか」「本当に買って損はないのか」といった疑問を抱えているのではないでしょうか。

5代目オデッセイは、アブソルートなどの上級グレードや快適な乗り心地、安全装備の充実など、注目すべきポイントも多いモデルです。
それにもかかわらず売れない理由がささやかれる背景には、市場の変化やユーザーのニーズとのズレが影響しています。前期と後期の違いによる印象差や、中古市場での実際の評価、さらに今後の価値についても気になるところでしょう。

本記事では、こうした疑問に答えるために、5代目オデッセイが不人気とされる理由や各グレードの特徴、中古車としての実態まで幅広く解説していきます。
購入を検討している方はもちろん、今乗っている人にとっても参考になる情報をお届けします。

記事のポイント☝️

5代目オデッセイが不人気とされる主な理由
各グレードの特徴と人気度の違い
前期型と後期型の装備や印象の違い
中古市場での評価や価格の傾向

5代目オデッセイが不人気の理由とは

売れない理由を詳しく解説
どんなグレードがあるか紹介
一番人気なグレードはどれ？
5代目オデッセイの乗り心地評価
4代目との不人気ポイント比較

売れない理由を詳しく解説

オデッセイ5代目が「売れない」と言われる背景には、複数の要因が複雑に絡み合っています。見た目のデザインや装備の充実度だけで判断すると、決して悪い車ではありません。それでも人気が伸び悩んだ理由には、市場の変化やユーザーのニーズとのズレが関係しています。

まず最も大きな要因の一つは、車高の低さです。5代目オデッセイは、ミニバンでありながら比較的ローダウンスタイルを採用しており、全高が低く抑えられています。この設計は走行安定性やデザイン面で評価された一方で、家族利用や高齢者の乗り降りには不向きという印象を与えがちでした。ミニバンを選ぶ多くのユーザーが重視するのは「室内の広さ」や「乗り降りのしやすさ」です。この点で、より全高の高いミニバン（例：トヨタのアルファードやヴォクシーなど）に比べると選ばれにくい状況にあったのです。

次に、市場のトレンドも影響しています。5代目オデッセイが登場した2013年以降は、SUVの人気が急速に高まりました。特にホンダ自身もCR-VやヴェゼルといったSUVのラインナップを強化しており、ミニバンユーザーの一部がそちらに流れた可能性も否定できません。つまり、同じメーカー内でもユーザーが分散してしまったのです。

さらに、価格帯の問題もあります。5代目オデッセイは装備が充実していたことから、車両価格がやや高めに設定されていました。特に上位グレードの「アブソルート」は、ファミリー層が購入を検討するにはやや手が届きにくい印象を与えていたようです。

このように、車そのものの完成度とは別のところで、売れにくくなる要因が重なっていたのが現実です。商品力があっても、市場のニーズや時代の流れと合致しなければ支持を集めるのは難しいということが分かります。

どんなグレードがあるか紹介

5代目オデッセイには、複数のグレードが用意されており、それぞれに特徴とターゲットが明確に設定されています。ここでは代表的なグレードとその違いを分かりやすく紹介していきます。

まず基本となるのは「G」と「G・EX」です。これらは比較的装備がシンプルで、価格も抑えめに設定されています。ファミリーカーとしての実用性を重視するユーザーに適しており、日常の移動や買い物用途に十分な性能を持っています。

次に人気の高かった「アブソルート」系のグレードです。こちらは走行性能や内装の質感に力を入れた仕様となっており、スポーティな見た目と快適性が魅力です。さらに「アブソルート・EX」では、先進安全装備やナビゲーションシステムなどが標準装備されており、よりプレミアムな内容となっています。

また、特別仕様車も随時登場しており、「アブソルート・ホンダセンシング」や「特別仕様ブラックエディション」など、個性的なモデルがラインナップされました。これらは限られた期間のみ販売されるため、中古市場では希少価値がある場合もあります。

このように、5代目オデッセイは幅広いニーズに対応するため、多彩なグレード展開がされていました。目的や予算、好みに合わせて選べるのが特徴です。ただしグレードごとの違いが分かりにくいという声も一部あり、選びやすさという点ではもう一歩の工夫が求められたかもしれません。

一番人気なグレードはどれ？

5代目オデッセイで最も人気を集めたグレードは「アブソルート・EX ホンダセンシング」です。多くのユーザーに選ばれた理由は、外観のスポーティさと快適性、安全装備のバランスが非常に良かったからです。

まず外観について言えば、アブソルート系のグレードは他のベーシックなグレードと比べて、エアロパーツや専用アルミホイールが装着されており、見た目に高級感があります。いわゆる“ミニバン＝無難なファミリーカー”というイメージから一線を画し、スタイリッシュさを求める層から強い支持を受けていました。

また、室内装備も魅力的です。「アブソルート・EX ホンダセンシング」には本革ステアリング、運転席の電動シート、後席のサンシェードなど、細かな快適装備が数多く用意されており、特に長距離移動や家族での旅行時にその利便性を実感しやすくなっています。さらに、8インチのインターナビが標準装備されている点も、日常の使い勝手を考えると大きなポイントです。

安全性能の面では、名前の通り「ホンダセンシング」が全車に標準搭載されており、自動ブレーキや誤発進抑制機能、車線維持支援システムなどが含まれています。これにより、子育て世代や高齢ドライバーからの安心感も高まりました。

価格帯としては決して安くはないものの、見た目・快適性・安全性のすべてを求める人にとっては非常にコストパフォーマンスが高いと感じられたのでしょう。その結果、多くの販売店でこのグレードが売れ筋として扱われていたのです。

5代目オデッセイの乗り心地評価

5代目オデッセイの乗り心地については、ユーザーからさまざまな評価が寄せられています。全体的には「走りの安定感」と「静粛性」の高さが評価される一方で、「路面の凹凸への反応」については賛否が分かれました。

まず好評だった点として挙げられるのは、低重心ならではの安定した走行性能です。ミニバンとしては珍しく、5代目オデッセイは低床プラットフォームを採用しており、高速道路での車線変更やカーブの際にも車体のふらつきが少ないという声が多くありました。家族を乗せて長距離を移動する場合、この安定性は大きな安心材料になります。

さらに、室内の静かさにも定評があります。エンジン音の遮音性が高く、アイドリング時でも室内は落ち着いており、同乗者と会話がしやすいというメリットがあります。加えて、段差や継ぎ目を通過する際のショックも適度に吸収してくれるため、乗員が疲れにくいという点も挙げられます。

一方で、悪路や粗い路面での乗り心地に関しては少し硬めだと感じる人もいました。特にアブソルート系のグレードは、足回りがややスポーティなセッティングとなっており、細かな揺れや突き上げを感じやすいという意見があるのも事実です。柔らかめのサスペンションを好む人には、スタンダードグレードの方が適しているかもしれません。

いずれにしても、5代目オデッセイは「走るミニバン」という特徴を持ち、単なる移動手段以上の価値を見出せる乗り心地を提供しています。家族の快適性を求めるだけでなく、運転そのものを楽しみたいと考えるユーザーにとっては、非常に魅力的なモデルと言えるでしょう。

4代目との不人気ポイント比較

5代目オデッセイが不人気とされる一因には、前モデルである4代目との違いが影響しています。特に、ボディ形状やコンセプトの変更に対する賛否が分かれており、従来のオデッセイファンからは戸惑いの声もありました。

まず大きな違いは「ボディサイズとデザイン」にあります。4代目はステーションワゴンのような低全高ミニバンとして、スッキリしたシルエットと運転のしやすさが好評でした。ところが5代目では、全高が高くなり、いわゆるトールミニバンに近い形へと変化。これにより室内空間は広くなったものの、スポーティな印象を好むユーザーからは「別のクルマのように感じる」という評価も見られました。

次に注目すべきは「走行性能の方向性」です。4代目オデッセイは走りの質にこだわった設計で、低重心設計としっかりした足回りがドライバーから高く評価されていました。対して5代目は、家族向けを意識して快適性と静粛性に比重を置いた設計となっており、走行時のキビキビ感が薄れたという声も一部にあります。

また、4代目は運転席周辺のインテリアもスタイリッシュで洗練されていたのに対し、5代目では操作性重視の無難なデザインに切り替わったことも、個性を求める層からはマイナスと受け取られる場面がありました。

もちろん、家族で使うには5代目の方が多くの点で便利になっていますが、旧型からの乗り換えを検討していた既存ユーザーにとっては、「自分が気に入っていたオデッセイらしさ」が失われたと感じるケースもあったようです。こうした点が、不人気といわれる要素の一部になっています。

5代目オデッセイ不人気の実態調査

中古市場での評価と価格動向
アブソルートは人気なのか？
前期型と後期型の違いによる印象差
ユーザー評価から見る不人気理由
不人気でも選ばれる理由とは？
今後の価値はどうなるのか？

中古市場での評価と価格動向

5代目オデッセイの中古市場における評価は、決して悪くはありませんが、突出して高いという印象もありません。これは、そもそもの新車時の販売台数が4代目に比べて伸び悩んでいたことが背景にあります。

現在の中古市場では、走行距離やグレード、年式によって価格差が大きく、特にアブソルート系の上位グレードには一定の人気があります。その一方で、ベーシックグレードや前期型に関しては、他のミニバンと比較してもやや割安な価格帯に位置している傾向があります。これは、同じクラスのライバル車に比べて、リセールバリュー（再販価値）が高くなりにくいという点が関係しています。

また、5代目は「ホンダセンシング」搭載モデルが中古でも注目されやすく、安全装備を重視するユーザーには魅力的に映ります。しかしながら、フルモデルチェンジを控えていた時期に販売されていたこともあり、中古車としての流通台数自体が限られている点は注意が必要です。

価格動向を見ると、年式が新しく、走行距離が少ない個体はまだ高値を維持しているものの、それ以外のモデルは市場全体の下落傾向に伴って価格が下がりつつあります。特に前期モデルは、後期に比べて装備面で差があるため、価格が控えめに設定されることが多いようです。

つまり、予算を抑えてミニバンを探している人にとっては、今が狙い目と言えるかもしれません。反対に、今後手放すことを見越した購入を考えるなら、リセールバリューの観点から慎重にグレード選びをする必要があるでしょう。

アブソルートは人気なのか？

ホンダ・オデッセイの中でも「アブソルート」は特に注目されるグレードです。5代目でもこのグレードは存在感があり、多くの購入希望者から支持を集めています。とはいえ、万人に支持されているというわけではなく、人気の理由や傾向には一定の傾向があります。

まずアブソルートが人気である背景には、「上級志向の装備」が挙げられます。他のグレードと比べて、エクステリアには専用エアロパーツや大径ホイールが採用され、スポーティな外観に仕上がっているのが特徴です。さらに、内装にも専用シートや高級感のある加飾が施されており、ミニバンであってもスタイリッシュに乗りたいというニーズに応えています。

走行性能においても、アブソルートにはスポーティチューンのサスペンションや専用のパワートレインが搭載されているケースが多く、より軽快な走りを求めるユーザーから高評価を受けています。例えば、エンジンには直噴技術が用いられ、加速時のレスポンスが良いといった特徴があります。

しかしながら、全てのユーザーにとってベストな選択肢とは限りません。アブソルートは価格帯が高めに設定されていることに加え、走りの質を重視する設計となっているため、乗り心地がやや硬めに感じられる場合があります。家族全員の快適性を最優先に考えるなら、ベーシックグレードのほうがマッチすることもあります。

中古市場においても、アブソルートは比較的安定した人気を保っており、リセールバリューも他のグレードと比べてやや高めです。そのため、長く乗るだけでなく、将来的に売却を考えている人にとっても魅力のある選択肢といえるでしょう。

最終的にアブソルートの人気は、「高級感・スポーティさ・性能」のバランスに価値を感じるかどうかにかかっています。購入前には、自分の求めるミニバン像に合致しているかを見極めることが大切です。

前期型と後期型の違いによる印象差

5代目オデッセイには前期型と後期型が存在し、見た目や装備、機能面で複数の違いがあります。この違いがユーザーに与える印象には、想像以上に大きな差があります。

まず、外観デザインの変化が代表的です。前期型ではフロントマスクが比較的控えめなデザインで、柔らかい印象を受ける仕上がりでした。それに対し後期型では、グリルやバンパーの意匠がよりシャープに変更され、力強さや存在感が強調されるデザインとなっています。見た目で車を選ぶユーザーにとって、この差は大きな判断材料になります。

次に注目すべきは安全装備の違いです。後期型では「ホンダセンシング」が全グレードに標準装備され、予防安全技術の強化が図られました。前期型にも一部搭載モデルはありますが、装備の充実度には差があります。ファミリーカーとして安全性を重視するなら、後期型が有利です。

さらに、内装の質感や機能性にも改良が加えられています。後期型では静粛性の向上やインパネ周りの操作性改善など、日常使用の快適性に直結する細かなアップデートが実施されました。特に、電子パーキングブレーキの導入は便利さだけでなく、インテリアの近代化にも貢献しています。

ただし、前期型には価格面でのメリットがあります。中古市場では後期型よりも手ごろな価格で入手できるため、予算重視の方にとっては十分魅力的な選択肢となります。また、走行性能や基本設計は大きく変わっていないため、見た目や装備に強いこだわりがなければ前期型でも十分に満足できるケースは多いです。

このように、前期型と後期型は見た目や装備、安全性などに違いがあり、それぞれに向いているユーザー層が異なります。購入を検討する際は、自分の使い方や重視するポイントを明確にしたうえで、どちらがより適しているかを判断することが大切です。

ユーザー評価から見る不人気理由

5代目オデッセイが「不人気」と言われる背景には、ユーザーから寄せられるリアルな評価が大きく関係しています。ネット上のレビューや口コミ、実際のオーナーによる声を見ていくと、購入後の満足度が必ずしも高くないことが分かります。

まず挙げられるのは「デザイン」に対する意見です。5代目ではスライドドアが採用され、利便性は向上したものの、これによりスタイリッシュな印象が薄れたと感じる人が少なくありません。以前の低重心でスポーティなスタイルを支持していたユーザーには、「ミニバンらしさが強くなりすぎた」という意見も見られます。

また、「走行性能」に対する声もあります。5代目オデッセイはファミリーユースに特化した設計になったことで、スポーティな走りを期待していた層からは、物足りなさを指摘されることがあります。アブソルートなど上位グレードでも、以前のようなキレのあるドライビングフィールを求めるには限界があるとの声もあります。

さらに、内装に対しても「高級感が中途半端」という評価が目立ちます。ライバル車と比較すると質感や素材の選定がやや劣るとされ、価格帯に対する満足度が得られにくいといった指摘が寄せられています。

これらの評価が積み重なった結果、オデッセイ5代目はユーザーの間で「期待と違った」という印象を持たれやすくなってしまいました。もちろん、全てのユーザーが否定的なわけではありませんが、こうした細かな不満が「不人気」と呼ばれる要因につながっています。

不人気でも選ばれる理由とは？

5代目オデッセイが不人気とされている一方で、それでもあえて選ばれるケースも少なくありません。その背景には、実際の使い勝手や価格、装備のバランスなど、ユーザーにとってプラスに働く要素があるからです。

まず注目されるのは「室内空間の広さ」です。5代目ではキャビン高が上がり、ミニバンとしての実用性が大きく向上しました。とくにスライドドアの採用によって、小さな子どもがいる家庭や高齢者の乗り降りも楽になっており、ファミリー層からの支持が根強くあります。

また、「中古価格が手ごろ」という点も見逃せません。新車販売時には価格帯がやや高めだったものの、不人気とされる今だからこそ中古市場では値落ちが進み、装備が充実した車両をリーズナブルに入手することができます。予算を抑えても快適なミニバンが手に入るのは、コストパフォーマンスを重視するユーザーにとって大きな魅力です。

さらに、後期型においては「ホンダセンシング」が標準搭載されており、安全面でも現代のニーズにしっかり応えています。子どもを乗せて長距離移動する際や、渋滞中の運転支援が欲しい場面でこの機能があることは大きな安心材料となります。

つまり、売れ筋ではないからこそ得られるメリットも存在するということです。万人受けしないという点では評価が割れる車種ではありますが、「自分にとって何が必要か」を明確にできているユーザーにとっては、オデッセイ5代目は実用性の高い一台になり得ます。

今後の価値はどうなるのか？

オデッセイ5代目の今後の価値については、「中古車としての市場価値」と「評価の見直し」という2つの視点から考える必要があります。現時点で不人気とされている状況を踏まえると、今後も新車時のような高値がつく可能性は低いと予測されます。

特に、中古市場においては年式が古くなるにつれて価格が下がり続ける傾向にあり、同価格帯でより新しいモデルを選べるようになると、選ばれにくくなる可能性が高まります。リセールバリューを期待するユーザーにとっては、やや厳しい状況が続くかもしれません。

しかし、状況が一変する可能性もゼロではありません。近年では「絶版車」や「珍しい装備のある車種」に注目が集まることもあり、オデッセイ5代目も一部ユーザーにとっては「希少性のあるモデル」として評価され直す可能性があります。特に、アブソルートの上位グレードなど、限定的な仕様車には将来的な再評価の目が向けられることもあり得ます。

また、整備性が良く、故障が少ないホンダ車であることから、長く乗り続けられる点も資産価値としては見逃せません。加えて、後期型の安全装備や快適機能は今後も一定の評価を維持する要素となるでしょう。

いずれにしても、購入後の価値を重視する場合は、メンテナンス状態やグレード選びが重要になります。一見地味に見える車でも、条件次第で今後の価値が変動する可能性があるという点を理解しておくことが大切です。